SSSS.DYNAZENON-特大感想
SSSS.DYNAZENON放送終了、お疲れ様でした。
放送当初はGRIDMANからの期待値の高さから若干不安を感じてたんですが、無事クソ面白い最高のアニメで本当に良かったです。ありがとうTRIGGER。
そして南夢芽ちゃんは過去最高のヒロインであり、未来永劫変わらないです。
さて感想に移りますが、ダイナゼノンは僕に大切なことを教えてくれました。
それは「人は不完全であって良い」と言うことです。
ダイナゼノンは登場人物にそれぞれ人生の問題というか課題、みたいなものが描かれていました。
蓬くんは母の再婚、夢芽ちゃんは姉の死、暦くんはニート、ちせちゃんは不登校。
このアニメはこれらの問題を怪獣との戦いを通して解決していく...わけではなく、割と「そんなもんなんだ」って感じで終わらせます。
蓬くんの親は特にフォーカス当てられず、良い感じなんだなってことは節々に伝わってきますし、夢芽ちゃんのお姉さんの死の理由も確定されたものが提示されるわけではない、暦くんが急成長して会社の面接に受かる訳でもなく、ちせちゃんが学校に通い始めることもありませんでした。
でもそれで良いんですよね、だって人なんて「そんなもん」だから。
もっと上手い解決策はあったのかもしれない。
蓬くんが怪獣使いとしての素質を身につけていけば過去に戻ったり、事実を変えたり、自分の思い通りに事を進めることも出来たかもしれない。蓬くんがそれを選べばきっと。
でもそれを選ばなかった
最後に蓬くんは「かけがえのない不自由をこれから手に入れる」という選択に至りました。
蓬くん達は戦いを通して人は不完全で不自由だけど、誰かと関わることでまあ多少はなんとかなるのかもしれないって事を知れたんじゃないかと思ってます。
「人間万事塞翁が馬」
ガウマさんの名前もどうやらここから取られてるみたい
ガウマさんがダイナゼノンを託されたのも、大切な人との関わりを、もっと増やしてほしい、もっと大切にしてほしいって姫様の想いがあったのかもしれないと僕は思います。
人として守らないといけない3つのこと、1つ目は「約束」で2つ目は「愛」、そして3つ目は「友情」なのかもしれない。
結局、人は1人だと不完全、でもだからこそ出来ることがある、大切に出来るものがあることを、このダイナゼノンを通じて教えてもらいました。俺もフォロワーを大事にするよ。
もうこんなこと言わない。
ありがとう────ダイナゼノン。
オーイシマサヨシ担当の主題歌「インパーフェクト」は「imperfect」であり「i'm perfect」である。「不完全」だからこそ「完全」になれるってことなんかなあって感じです。
俺も南さん係になるために頑張ります。待っててな、夢芽。
最後に俺が1番好きな夢芽ちゃんのシーンをご紹介...
カニさん夢芽ちゃん