ゴジラS.P 1-3話まで個人的なまとめ
どうもこたつです
2021年春アニメスタートしましたね
今回は個人的に放送前から気になっていたゴジラS.Pについて気になった部分を整理しようと思ったので久しぶりにブログを更新してみます。
シンギュラポイントについて
そもそもタイトルのシンギュラポイントについてです。
おそらくシンギュラリティという単語から来てるのでしょう。シンギュラリティとは所謂「技術特異点」のことで人工知能が人間の知能を超えてしまう技術的な転換点のことを指します。2045年問題とかだと聞き馴染みがあるかも。
本作品でもユングやペロ2などのAIが主人公たちの活躍を助けている描写が多いですが、実はこの作品においては彼らAIのほうが主人公なのかも。ゴジラを倒すために過度な進化を遂げてしまうとか?
1話とか3話冒頭にペラペラと高次元的観点から世界を語ってるのも気になる
最終的に人間側がAIというか完璧な人間として進化するみたいなのもある?(伊藤計劃のハーモニー的な)
おにまつり
2話のタイトルは「まなつおにまつり」
"おにまつり"ってなんだろうと思って脚本の円城塔のTwitter覗いたらどうやら追儺式のことを示してるそう。追儺式は毘沙門天と龍天とが鬼を追う儀式のこと。平安から続いていて今でも京都なんかじゃ行われているらしい。
この追儺式で気になるポイントが2つあって、1つ目は時期。
一般的に平安時代から今日にかけて正月にこの追儺式が行われている。小松和彦の書籍によると修正会(1月に行われる仏教寺院で行われる法会)が関わっているからだそう。
そう考えるとこの作中における"おにまつり"が1月とは真逆の"まなつ"に行われているのは妙。この作品の根幹に時間の遡行とか逆転みたいなものが関わっていそうだからそういう事象とも関係あるのかも?
で、気になるポイントの2つ目はおにまつりとラドンの関係。
実は追儺式の開始にあたっては「乱声」と称する、龍天、毘沙門天、鬼の三者の登場を告げる騒音が発せられるという事実がある。これは現在でも子どもたちの手で「縁たたき」と称される方式で行われてることからも伝統的な所作であると捉えられる。
ラドンは電波によっておびき寄せられるという設定が2、3話で重要になっていたんだけど、ゴジラS.P2話の"おにまつり(追儺式)"にとっての「乱声」は電波なのかもしれない。発展して考えて進化したAI(ペロ2とかユング)が「乱声」の役割を持つ可能性も
そうすると鬼はゴジラ、毘沙門天はジェットジャガー、龍天はラドンか
ラドンを龍天扱いにしちゃったらラドンがゴジラを倒すための味方になっちゃうじゃん!と考える方がいるかも知れないがそれについては次項。
ラドンは人類の味方?
作中に出てくるゴジラの浮世絵元ネタからの元ネタ、歌川国芳の「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」をみてみる。
平清盛を討伐するために、船に乗った為朝登その仲間たちが暴風雨に巻き込まれてる状況の中、嵐を鎮めるために為朝の妻が身を投げ打つ。しかし一向に嵐はやまない。
為朝は「もはやこれまで」と思い、覚悟を決めて自決しようとしたところ、讃岐院の眷属である天狗たちが救出にやってくる...という作品である。
そして続いてゴジラに出てくる浮世絵を見てみる
ラドンが天狗として同様の状況で書かれている
これと前項の追儺式を当てはめて考えてみるとラドンは今後ゴジラと戦うために人類の味方になる可能性もあるのかも?
3話に出てきた暗号とアーキタイプ
3話でアーキタイプの説明として謎の文字列が送信されてくる
この文字列はハッシュ値であり、暗号化の一種である。このハッシュ値をMD5に変換してみると「解けばわかる」という言葉が浮かんでくる。答え言っててくれたんすねユンさん...
他にも色々気になることはあるんだけど、今回は飽きるまで書こうと思って、飽きたのでやめます。これからまた個人的に気になったことをまとめるかもしれないし...まとめないかもしれない。
では。